PK ピーケイ|3月|12Months Movie

映画『PK ピーケイ』シネマイラストコラム|インド映画感想

映画好きイラストレーター3人で、その月に合わせたモチーフが印象的な映画を紹介するnote 12Months Movie を運営しています。 3月のモチーフ『手紙』で、私がピックアップした映画は、受け取った手紙が元を元にストーリーが一転!?大好きなインド映画『PK ピーケイ』です。

pick up Movie

  • 『PK ピーケイ』yuki
  • 『ブルックリン』Eika
  • 『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』丸ゐまん丸

12Months Movie『手紙が印象的な映画』はこちら

作品情報

PK ピーケイ

原題:Enchanted
公開:2014年
監督:ラージクマール・ヒラーニ
脚本:ラージクマール・ヒラーニ|アビジャート・ジョーシー
出演:アーミル・カーン
アヌシュカ・シャルマ
スシャント・シン・ラージプート
サンジャイ・ダット

あらすじ

ベルギーに留学中のインド人・ジャグー(アヌシュカ・シャルマ)は、パキスタン人のサルファラーズ(スシャント・シン・ラージプート)と出会って恋に落ちる。2人は束の間の楽しいひと時を過ごしていたが、ジャグーはサルファラーズのことを家族に話すと、国と宗教の違いから猛反対されて、父が熱心に信仰している導師に、「彼は裏切るだろう」と預言されてしまう。ジャグーは、預言が嘘だと証明するため、「明日結婚しよう」とサルファラーズと半ば強引に約束するが、当日、サルファラーズは訪れず、代わりに少年から手紙を渡されるのだった…。 ジャグーはインドへ戻ってテレビ記者の仕事に励む中、ネタになりそうな変な男・PK(アーミル・カーン)と出会って…

インド映画といえばアーミル・カーン!多様な宗教や文化背景があるインドで、タブーとされるような題材をコメディにしてしまうなんて、主演からプロデューサーをこなす本物のエンターテイナーにしかできないことだなぁと、どの作品を観ても感じます。

PKは宇宙船から地球に降り立ち、アクシデントで自分の星に帰れなくなってしまった宇宙人なのですが、最初は人間の言葉もわからないので、”常識”なんて知ったこっちゃなくて。私たちが普段、おかしいとは気付きつつも、疑問をぶつけたりしないことにド直球で立ち向かっていきます。その異端な行動が、アーミル・カーンの演技によってめちゃくちゃ面白いんですが、ハッとすることがとても多い映画なので、普段インド映画を観ない方にもぜひ観て欲しい1本です。

この映画における『手紙』は、いくつか印象的なシーンがあるので、ぜひ映画を観ていただきたいのですが、「神様が見つからない!」と配っているビラも、『届け先のない手紙』だと私は感じました。メールは届け先がないとエラーが返ってきて誰にも届きませんが、『手紙』は実体があるのでどこかの誰かの手には届く。今、手紙を書く機会ってなかなかないですが、メールとは違う特別なものだと改めて思いました。